はじめて一人暮らしをするときにはなかなか勇気がいるかもしれません。
実家から出るというケースが多いと思いますが、果たして一人でやっていけるのかと悩むこともあると思います。
しかし、それも誰もが通る道です。
なぜ不安に思うかを明確にすることで、漠然とした不安を解消することができます。
もちろん誰かといっしょに暮らすよりも不便な面もありますが、一人暮らしは気楽で自立心も磨かれるので必ずプラスになります。
一人暮らしが怖い理由
まずは一人暮らしをするうえで不安に感じやすいポイントをリストアップしてみました。
人によって気になる点は違うと思いますが、自分がどれに当てはまるかなどを考えてみてください。
金銭面
お金に関することは、一人暮らしを始めるうえで大きな不安のひとつになります。
毎月の生活費はどれくらいになってしまうのか?
実際に始めてみないと見当がつきにくい部分もありますが、一回シミュレーションしてみることをオススメします。
主な生活費の内訳は、家賃、食費、ガス水道光熱費、通信費、娯楽・交際費、その他雑費です。
また月々の生活費に加えて、一人暮らしを始めるには初期費用が発生してきます。
家を借りるにあたっての敷金や礼金、引っ越し代、家具家電の購入代などは決して安くはありません。
この額はどの家に住むか、自炊ができるかにもよってかなり変化します。
しかし具体的な数値になると不安も和らぎます。
現在の貯金や不足分をどう工面するかなどの計画も立てられるので、まずはざっくりとでも計算してみてください。
家をみつけられるか
一人暮らしを始めるにあたり、家はかなり迷うポイントです。
学校や職場の近くなど、ある程度の場所が決まっても家はとてもたくさんあるので、そこから条件を絞り込むのはけっこう苦労します。
家賃の上限はいくらまででどんな条件を良しとするかの優先順位を決めておき、自分のなかの基準をもって家を内覧していくとよいと思います。
引っ越しはそう気軽にできないことも多いので、長く住むことを考えれば住環境は大切です。
できれば時間をかけてじっくり決められると良さそうです。
家事ができるか
自分一人で家事をできるのかという点も、初めての一人暮らしであれば気になりそうです。
確かに洗濯、掃除、炊事、ゴミ出しまで一人で管理しないといけないので、たいへんさはあります。
しかし一人分でかつ自分のペースでやれるので、日々の仕事や勉強が忙しくなければそこまで辛くはないです。
孤独
これまでと違い家に帰っても誰もいないので、話し相手や相談相手もおらず暇をもてあましそうという不安も人によってはありそうです。
最初は気楽でよくても、体調が悪い時などは孤独が身に染みてしまうかもしれません。
しかし外に出ればけっこう人との交流や新しい発見もあるので、家に居続けなければさほど困らないかと思います。
とくに東京のような都会は人が多く、様々なイベントや娯楽があるところが良い点です。
親や友達から心配されるのでは
周りの人から心配されたり、反対されるのかということも一人暮らしを始めるうえでの壁になります。
自分が大丈夫だと思って始めようとしても、その善意を無下にできずにためらってしまうという話もよく聞きます。
難しいところかもしれませんが、ちゃんと計画性があるということを示しつつ、説得することで理解を得ることは不可能ではありません。
最後にはあなたの自立を促してくれて、協力してくれることにもなるでしょう。
いずれにしても漠然とした不安を抱えたまま悩んでいないで、何が原因かをはっきりさせておくことが大切です。
書き出してみるなどして確認してみましょう。
事前に不安要素を減らす
ある程度不安になる要素がわかってくれば、対策を立てることができます。
金銭面に関してはあまりアバウトに考えずに、余裕をもって貯蓄しておいた方が安心できます。
ぎりぎりの生活は精神衛生上もよくありません。
あと家事は一人暮らしを始めたら嫌でもやることになりますし、もし不安であれば家を出る前に両親を手伝ってみるといいでしょう。
一人分の仕事でとくに誰かから評価されるわけでもないので、けっして難しくはないです。
一人暮らしにおける孤独は少なからずあるものの、ずっと一人なわけではありません。
外に出て気分転換するのも良いですし、疲れてしまったら実家や地元に一時帰省しても問題はありません。
このように個別に考えていけば不安も減っていくかと思います。
楽しい一人暮らし生活へ
一人暮らしを始めるときには様々な不安があるかもしれません。
しかしその不安がどんなものか具体的にしたうえで準備すれば、どれも解決できるものばかりです。
もしかしたら完全には不安がなくならないかもしれませんが、一度始めてしまえば何とかなって楽しく感じてくるはずです。
一人暮らしのなかでの気づきや発見はとても多く、これまでためらってきた方にもぜひやっていただきたいです。
不安を解消しつつ一人暮らしを楽しんでみてください。