一人暮らしになると、自由な時間も増えて、好きなことができると思っていませんか?
確かに好き放題できる部分が増えるのは事実です。しかしながら、自由と引き換えに自分のことはすべて自分で行わなければならないという責任が伴います。
とくに大変なのは、心身の健康を守ることです。
一人になると病気になったら自分一人で医者に行ったり薬を購入したりしなければなりません。
そうなる前の予防が何よりも大事で、まずは心身の健康を保つ方法を学んで、病気の予防をするのがおすすめです。
生活環境を整える掃除は、けっこう大切
健康を保つために大事なのが生活環境を整えることで、やはり一人暮らしになると人の目がなくなってしまう分、衣食住を気にしなくなっていきます。
適当な食事をしたり、同じような服を着てしまったり。
しかし、もっともやってはいけないのが、いわゆる汚部屋です。
部屋の中にごみや脱ぎ捨てた洋服などが散らかってしまうと、まず不潔な状態が部屋に蔓延してしまいます。
カビが生えてきたり、虫が湧いてきたりと病気になりそうな状況ができやすいので避けるべきです。
汚部屋が進むと換気もしづらいほど部屋にモノがあふれて、片付けようにもどうしたらいいか分からない状況になってしまいます。
そうなると、何かする気もなくなりますし、友人などを呼ぶのもはばかられるようになります。
そうなると、一人でいることも増えるので、精神的に病んでしまうケースもあります。
それゆえ、掃除をする習慣をしっかり作ることが重要です。
生活サイクルを崩さないこと
生活環境を整えるとともに、重要なのは生活サイクルを崩さないことです。
人間は習慣によって生活しているので、一度生活が乱れてしまうとそれを戻すのは大変難しくなります。
一人暮らしになると、どうしても羽目を外して遅くまで遊んでしまい、それで次の日に寝坊して、また夜遅くまで起きてしまい、生活サイクルが崩れてきてしまいます。
そうなると、朝はやく起きるのが辛くなり、外に出るのが億劫になったりもします。
逆に夜の方が活発になって、夜ふかし続きで体調を崩すことも。
リズムは一度崩すと戻すのが難しく、定期的に外に出る機会を作らないと、ずっと自宅にこもる人も少なくありません。
運動不足が続いて肥満といった生活習慣病を引き起こす可能性もあります。
毎日朝起きてしっかりと太陽の光を浴び、幸せホルモンとも呼ばれるセロトニンを脳内に発生させるようにしましょう。
生活リズムを作るには、強制的にでも予定を入れることが必要です。
大学生なら大学の講義をしっかり受けることを意識しましょう。
社会人ならば毎日仕事があるので、そうしたサイクルを崩さないように、休日も平日と同じ時間に起きるように習慣化するのがおすすめです。
無理に趣味は作らなくていいが、ストレス解消法はあったほうがいい
そして、一人暮らしで陥りがちなのが、すべてを自分で背負い込んでしまうことです。
助け合える友人などはいた方が良いですし、適度にストレスを発散する方法は身につけておいて損はありません。
ストレス解消法は人それぞれで、無理に趣味と呼べるものでなくても良いのです。
外に出かけるのが好きな人もいれば、家にいる方がストレスを感じずに済む人もいます。
嫌なことがあっても適度に発散しておけば、心身の健康を害することはありません。
ただし、ネット上で完結するようなものより、サークルなど人と会って話せる場所がおすすめです。
家や学校・職場の行き来に完結するのではなく、自分の居場所を作ることで安心感が生まれ、人とおしゃべりをして解消する悩みもあります。
あらゆるものを一人で抱えこまないように、人間関係を作っておくのも健康的な生活には必要不可欠といえます。