一人暮らしは自分で自由に生活できて、人目も気にしないでよいために快適です。
しかし、あまり若いうちに一人暮らしを始めてしまうことにはデメリットもあります。
これから一人暮らしを始めようかと迷っている方向けに、10代〜20代で一人暮らしをしてしまうことによって考えられるデメリットをまとめてみました。
一人暮らしをオススメしないわけではありませんが、あらかじめ考慮しておくことでギャップや後悔を少なくできるはず!
参考にしてみてください。
お金がたまらない!
一番大きいデメリットがお金です。
たいていの場合一人暮らしでは、実家暮らしよりも多くのお金がかかります。
まず始めるにあたっても初期費用がかなりかかります。
家を借りるときの敷金・礼金、荷物を輸送するときに業者に払う引っ越し料金、新生活を始めるために必要な家具家電や雑貨を購入するための費用を含めると数十万円にもなります。
これによって一人暮らしを断念する方も多いです。
さらに日々の暮らしを維持していくためにも生活費がかかります。
どのようなライフスタイルを送るかにもよりますが、かなり意識的に節約しないと一か月に収入の20%以上貯金するのは難しいです。
対して実家暮らしでは家賃や光熱費、食費といった費用全般を家族と折半できるので、生活費を減らすことができます。
家にいくらか納めるとしても、収入の40%くらいを貯金にまわすことも不可能ではないです。
一ヶ月くらいではあまり差がなくても、数年という単位で考えるとかなりの差が開いてきます。
もし学生時代から一人暮らししてしまうと、学費や生活費をアルバイトでまかないきれないために、奨学金を利用することもあるでしょう。
その返済はひと月当たりの額は少なくても長期になるので、社会人になってからかなりの負担になります。
このように貯まっていくお金が少ないのは大きなデメリットになります。
もし20代のうちに世界一周に行っておきたいなどの目標がある場合は、お金のためとわりきって実家で暮らすという選択肢も悪くありません。
お金の心配が少なく家事の分担もできるので、実家暮らしの方が日々のやることに専念できる面もあります。
集中して勉強したいと考えているときなども、実家暮らしがおススメです。
家事ができないと大変!
お金と並んで一人暮らしで苦労する点に家事があります。
実家暮らしのときは家族と分担することができましたが、一人暮らしでは全てこなさないといけなくなります。
忙しい時や体調不良のときはツライです。
とくに料理は健康にも関わるので、あまり自炊が得意でないと外食やコンビニでのご飯が多くなり、体に悪いです。
その他そうじ等も含めて家事に慣れていないと、一人暮らしでは生活が雑になりがちです。
実家暮らしのときは健康だったのに、「一人暮らしを始めたら不健康で肥満になってしまった」ということもあるので、とくに家事全般が苦手な方は注意が必要です。
時間が少なくなる!
お金が貯めにくいこと、家事の負担が増えることとも関係するのですが、一人暮らしでは時間が減りがちです。
生活費をまかなうためにアルバイトを増やしたり、家事に時間がかかってしまいます。
せっかく自由な生活を手に入れたのに、それを満喫できる時間が足らないと、あまり一人暮らしの意味がなくなってしまうかもしれないので注意が必要です。
友人や家族と疎遠になる(かもしれない)
一人暮らしで上京すると、地元を離れて孤独になってしまう可能性があります。
うまくその地域になじめれば問題はありませんが、行った先で友人ができないと遊ぶ場所は多いけれども寂しいことになってしまうかもしれません。
なんだかんだ距離が離れてしまうと、家族や親せき、友人と疎遠になりがちです。
年に何回かは帰省するので家族はまだよいかも知れませんが、友人はこまめに連絡をとっていないとなかなか再会しにくくなることもあります。
実家暮らしの時は気軽に会えたので仲が良かった人と、多少なりとも距離ができてしまうのは心細いですね。
終わりに
10代〜20代と若いうちから一人暮らしを始めてしまうデメリットについて書きました。
環境の変化によりやむをえず一人暮らしになってしまうこともありますが、もし自分の意思で決められる状況であればデメリットについても知っておくといいでしょう。
あるていど年がいってしまうと世間的な目もあり独身で実家には居づらくなることも多いですが、10代~20代の若い時期であれば問題は少ないです。
一人暮らしの良さもありますが、もしやりたいことがあってお金を貯めたいのであれば、実家暮らしのメリットを十分に生かすということも手です。
デメリットもちゃんと把握したうえで、一人暮らしを始めるのか、実家暮らしを続けるのかを選べると後悔やギャップが少なくて済みますよ。